求職者に近いからこそ聞くべき!採用活動を改善する「新入社員へのヒアリング50項目!具体的な改善ヒントつき

社長様、採用担当者様。採用活動と新入社員の受入お疲れ様です。

採用サイトを支援する中で、常々思うのは「新入社員の入社研修が終わった直後に"なぜウチを選んだの?"とヒアリングすればいいのに」ということ。

入社してしばらくすると"社員"になってしまいリアルな求職者の視点は徐々に薄れていきます。本当の採用活動の成果を知るには入社直後の今こそベストタイミングではないでしょうか。

「そんなことわかっているけど、何を聞いたらいいかわからない」というご意見が多かったので、この記事では新入社員から得られる貴重な情報を最大限に引き出すための50項目のヒアリングリストと、各セクション別の改善ヒントをご紹介します。

質問項目

  • 当社を知ったきっかけは何でしたか?
  • 当社の求人情報をどこで見つけましたか?
  • 最初に当社について調べた際、最も印象に残った情報は何でしたか?
  • 当社の採用サイトはどのような印象でしたか?改善点はありますか?
  • 応募前に当社について最も知りたかった情報は何でしたか?

改善ヒント

  • 「応募のきっかけ」で回答の多いチャネルへの投資を増やす
  • 「知りたかった情報」を採用サイトに掲載
    例)残業時間や休暇取得率→月別・職位別の実績データを掲載
  • 「掲載しているが見つからなかった」場合は、サイト構造のUX改善やFAQページの充実を検討
  • 社員クチコミの影響が大きい場合、口コミサイトへの対応戦略や社内の満足度向上施策を強化

質問項目

  • 応募から内定までのプロセスの満足度を教えてください
  • 選考過程で最も良かった点は何ですか?
  • 選考過程で改善してほしいと感じた点はありますか?
  • 面接官の対応はいかがでしたか?
  • 選考プロセスの長さは適切だと感じましたか?

改善ヒント

  • 選考期間が長いという声があれば、各ステップの所要日数を明確化し、進捗状況の定期連絡を実施
  • 面接官の対応に課題がある場合、面接官向けのトレーニングプログラムの導入
  • 良かった質問がある場合、面接ガイドラインに盛り込み、面接の質を統一
  • 選考途中の辞退理由を分析し、ボトルネックになっている選考ステップの改善
  • オンライン面接の満足度が低い場合、使用ツールや接続環境のアップグレード

質問項目

  • 最終的に当社を選んだ決め手は何でしたか?
  • 内定を承諾するまでに悩んだことはありますか?
  • 当社の給与・福利厚生は入社の決め手になりましたか?
  • 当社の事業内容や将来性は入社の決め手になりましたか?
  • 当社の企業文化や雰囲気は入社の決め手になりましたか?

改善ヒント

  • 給与・福利厚生が決め手となっている場合、採用サイトの該当セクションを充実させる
  • 企業文化が決め手の場合、社内イベントや日常風景を動画コンテンツで紹介
  • 事業内容・将来性が決め手の場合、中長期ビジョンや成長戦略をより明確に発信
  • 研修制度が評価されている場合、研修内容や成長事例を詳細に掲載
  • 通勤・立地が重視されている場合、リモートワーク制度の拡充や通勤補助の検討

質問項目

  • 入社前、当社のイメージを一言で表すと何でしたか?
  • 入社後、そのイメージに変化はありましたか?
  • 当社の企業理念や価値観に共感できる点はありますか?
  • 当社の商品・サービスについてどう思いますか?
  • 当社のブランドイメージは就職活動中にどう影響しましたか?

改善ヒント

  • 企業イメージにギャップがある場合、より実態に合った情報発信を心がける
  • 企業理念への共感度が高い場合、理念を体現するストーリーを積極的に発信
  • 商品・サービスの認知度が低い場合、主力製品の開発背景や社会的価値を紹介
  • 経営陣の印象が曖昧な場合、経営者インタビューや経営方針説明の動画を公開
  • 規模感が誤解されている場合、会社規模の実態と少数精鋭のメリットを説明

質問項目

  • 入社前に想像していた仕事内容と実際の業務にギャップはありますか?
  • 入社前にどのようなキャリアパスを描いていましたか?
  • 入社前に最も期待していたことは何ですか?
  • 入社前に最も不安だったことは何ですか?
  • 当社でどのような成長を目指していますか?

改善ヒント

  • 業務内容にギャップがある場合、「1日の流れ」や「年間スケジュール」を公開
  • キャリアパスが不明確な場合、実際の昇進事例や職種別のキャリアステップを図示
  • 期待と不安のパターンを分析し、よくある不安に対する先輩社員のコメントを掲載
  • 成長目標が共通している場合、それを実現するための研修・制度を整備・アピール
  • 社員が求めるスキルアップのニーズを把握し、外部研修の補助制度などを検討

質問項目

  • 入社前と入社後で、会社の雰囲気に対する印象は変わりましたか?
  • 職場の人間関係はどのように感じていますか?
  • 先輩や上司とのコミュニケーションは取りやすいですか?
  • 社内で感じる「暗黙のルール」はありますか?
  • 当社の「働きがい」を感じる点は何ですか?

改善ヒント

  • 雰囲気の印象にギャップがある場合、オフィスツアー動画や座談会記事を公開
  • 人間関係の良さがアピールポイントなら、チーム活動や社内イベントの様子を紹介
  • コミュニケーションに課題がある場合、1on1制度や相談窓口の設置を検討
  • 「暗黙のルール」が多い場合、社内ルールの明文化と透明性の向上
  • 「働きがい」の源泉を特定できれば、それを採用メッセージの中心に据える

質問項目

  • 入社前の情報と実際の会社の姿で最も差があったのは何ですか?
  • 入社前に知っておいたら良かったと思う情報は何ですか?
  • 入社後、「こんなはずではなかった」と感じたことはありますか?
  • 入社前のイメージより良かった点は何ですか?
  • 入社前のイメージより悪かった点は何ですか?

改善ヒント

  • 共通するギャップがあれば、そのポイントに関する情報を採用サイトで強化
  • 「知っておきたかった情報」を新たなFAQとして追加
  • 「こんなはずではなかった」ポイントについて、現実的な期待値を設定するコンテンツ作成
  • イメージより良かった点を新たな採用メッセージとして活用
  • イメージより悪かった点について、改善に取り組むと同時に、現状の率直な説明を追加

質問項目

  • 入社時の研修内容は期待通りでしたか?
  • 研修で最も役立ったと感じる内容は何ですか?
  • 研修で改善してほしいと感じた点はありますか?
  • 配属先での受け入れ体制は整っていると感じましたか?
  • 業務に必要な情報やリソースは適切に提供されていますか?

改善ヒント

  • 研修内容の満足度が高い場合、研修プログラムの詳細を採用サイトで紹介
  • 研修に改善点がある場合、内容の見直しや追加コンテンツの検討
  • メンター制度の評価が高ければ、その仕組みと効果を対外的にアピール
  • 配属先の受け入れ体制に差がある場合、部署ごとのオンボーディングプロセスを標準化
  • 情報提供に課題がある場合、新入社員向けの情報ポータルや定期的な情報共有会の実施

質問項目

  • 当社の採用活動で改善すべきだと思う点は何ですか?
  • 将来の求職者に当社をおすすめする理由は何ですか?
  • 将来の求職者に当社について伝えておくべきことは何ですか?
  • 当社の採用サイトに追加してほしい情報はありますか?
  • 5年後も当社で働いていると思いますか?その理由は?

改善ヒント

  • 採用活動の改善提案を直接次のリクルーティングサイクルに反映
  • 「おすすめする理由」を採用サイトの「先輩の声」コーナーに追加
  • 「伝えておくべきこと」を求人情報や会社説明会の内容に盛り込む
  • サイトへの追加希望情報を優先度付けし、コンテンツ計画に反映
  • 定着意向の理由を分析し、長期的なキャリア展望を示すコンテンツ作成

質問項目

  • 入社満足度を100点満点で評価するとしたら何点ですか?その理由は?
  • 友人や知人に当社への入社を勧めますか?その理由は?
  • 当社の採用活動全体を100点満点で評価するとしたら何点ですか?その理由は?
  • 会社の良さを端的に表現すると何ですか?
  • 最も印象に残っている採用活動中のエピソードは何ですか?

改善ヒント

  • 満足度評価の理由から重点的に改善すべき領域を特定
  • 「会社の良さ」を端的に表現したフレーズを採用コピーに活用
  • 「入社を勧めるか」の回答を採用サイトのNPS(推奨度)として活用
  • 印象に残るエピソードを採用活動のストーリーテリングに組み込む
  • 社内リファラル制度の導入や既存社員を採用アンバサダーとして活用

ヒアリング実施と活用

最適なタイミング

  • 入社後1〜2週間が理想的
  • 研修終了直後
  • 配属前または配属直後

効果的な実施方法

形式の選択

  • 1on1の対面またはオンライン面談(率直な意見を引き出しやすい)
  • 匿名アンケート(批判的意見も出しやすい)
  • グループディスカッション(相互作用で新たな気づきが生まれる)

質問の選択

  • 全項目を一度に聞くのではなく、自社の課題に合わせて項目を選定
  • 各セクションから最低1問は含める
  • 前年度の結果から特に改善が必要な領域に焦点を当てる

実施する人

  • 採用担当者
  • 人事部門
  • 第三者(より率直な意見を得たい場合)

本音を引き出すコツ

  • 評価ではなく改善が目的であることを明確に伝え匿名性を保証する
  • 批判的な意見も歓迎していることを伝える
  • リラックスした雰囲気づくりを心がける

ヒアリング結果の活用

データの分析

  • 定量データと定性データの両面から分析
  • 複数年度のデータがある場合は経年変化を確認
  • 特に評価の高い項目と低い項目を特定

改善計画の立案

  • 短期的に改善可能な項目(採用サイトの情報追加、選考プロセスの調整など)
  • 中長期的に取り組むべき項目(企業文化の変革、研修制度の刷新など)
  • 責任者と期限を明確にしたアクションプランの作成

採用戦略への反映

  • 採用メッセージの見直し
  • ターゲット人材の再定義
  • 採用チャネルの最適化

改善・検証の継続

  • ヒアリング結果を社内で共有
  • 改善成果を次年度の新入社員ヒアリングで確認
  • 継続的な改善サイクルの確立

最後に

新入社員ヒアリングは採用活動の成果を直接測定できる貴重な機会です。
「なぜウチを選んだのか」を知ることは次の採用成功への最短ルートです。
この50項目リストを採用活動改善にお役立てください。
御社に合わせカスタマイズしたヒアリングシートが必要な場合はお気軽にご相談ください。

ご入社おめでとうございます。
貴社の採用活動の成功を心より願っております。

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